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2016年09月26日

膝関節の痛み【鍼灸よろず相談】

Q65歳の主婦です。最近、膝(ひざ)が痛く正座ができません。整形外科を受診して変形性膝関節症と診断されました。鍼灸治療はいかがでしょうか。


A膝関節が痛くなる病気は半月版損傷、痛風、関節リウマチ、変形性膝関節症などがあります。変形性膝関節症は加齢に伴い膝関節の軟骨がすり減ったり、変形したりする病気です。50歳以上の女性に多くみられます。起床時の歩き始めに膝に違和感を覚えるのが最初の症状で、進行すると階段の昇降時、特に降りるときが痛みます。膝関節に水がたまり、正座ができないなどの症状を起こします。
Oさんは70歳の主婦です。数カ月前から左膝が痛くなりました。変形性膝関節症と診断を受けました。まだ初期で膝関節の変形などはありません。鍼灸治療を行い、5回目の治療後には痛みは最初の4分の1に減りました。
使用した締結は膝頭の上下にあるくぼみの膝眼穴(しつがんけつ)と膝蓋上辺穴(しつがいじょうへねんけつ)、膝頭の外側で上縁約5cmにある梁丘(りょうきゅう)などです。
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日経新聞 夕刊【鍼灸よろず相談】にて掲載したものの一部です。
石野尚吾
posted by 石野医院 at 09:00| 鍼灸よろず相談

2016年09月20日

寝違いの解消【鍼灸よろず相談】

Q「47歳の主婦です。今朝起きたら首が痛み、動かせなくなり、寝違いと言われました、鍼灸治療はどうですか」
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A「寝違いの原因はよく解かっていませんが、一般的には椎間関節からの痛みと言われています。就寝中の寝返りや激しく首を振ることで、頸(けい)椎の後ろにある椎間関節に無理がかかり、痛みが起こります。起床後に突然首が痛み、動かせなくなるような状態が寝違いです。
73歳のCさんは朝起きたら首のつけね重く痛く、右を向けなくなりました。数回の鍼治療で症状は軽快しました。使用した主な経穴は、後頭部の左右中央の線上で、頭蓋骨と後ろ首の境い目に、僧帽筋にはさまれた「ぼんのくぼ」と呼ばれるくぼみがあります。このくぼみの中心部の両脇で、左右それぞれの僧帽筋の外側にある天柱(てんちゅう)。
耳の後ろを指で探ると、乳様突起という骨の出っ張りに触れます。この乳様突起の下で指幅1本分はなれたへこみのある部分が完骨(かんこつ)などです。これらの経穴は胸鎖乳突筋や後頭筋の緊張をほぐす働きがあります。
そして通常、寝違いは繰り返し起こるものではありません。
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日経新聞 夕刊【鍼灸よろず相談】にて掲載したものの一部です。
石野尚吾
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2016年09月12日

ベーカー嚢腫【鍼灸よろず相談】

Q72歳の主婦です。膝(ひざ)の裏が腫れ、整形外科でベーカー嚢腫(のうしゅ)と診断されました。鍼灸治療はどうでしょうか。


A膝の周囲には多くの滑液包というものがあります。これは関節内の滑膜と同じような細胞の袋状の組織からなります。ベーカー嚢腫とは膝の裏である膝窩(しっか)の滑液包が何らかの原因で炎症をおこし、異常に滑液がたまる病気です。
症状は膝窩の腫れで膝を曲げる時に圧迫感や違和感があり、痛みを訴えることは少ないです。ただ、時に大きくなって周囲の血管や神経を圧迫し、膝の痛みや下腿(かたい)の腫れ、静脈炎などをおこすこともあります。変形関節症に伴い女性に多い疾患です。
76歳のTさんは変形性膝関節症があり膝関節に水が溜まり、同時にベーカー嚢腫を併発しました。痛みや運動制限はありませんが、異物感が気になります。鍼(はり)治療は膝蓋(しつがい)上辺二穴、膝眼(しつがん)穴、委中(いちゅう)を使い、ほどなく違和感は解消されました。
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日経新聞 夕刊【鍼灸よろず相談】にて掲載したものの一部です。
石野尚吾
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