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2016年07月11日

逆子に三陰交【鍼灸よろず相談】

Q「34歳で初めての妊娠です。現在妊娠34週で逆子といはれました。鍼灸治療ではどうでしょうか。」


A「逆子は頭を上にしている胎児のことです。お産がスムースにいくためには頭がさきに出る必要があります。多くの胎児は頭を下にした胎位をとります。逆子で生まれるものは4〜5%です。ある産婦人科病院の助産師さんから、33歳の経産婦で妊娠36週の逆子です、鍼灸で逆子が治るかと電話で問い合わせがありました。直ぐ来てもらい三陰交に半米粒大のもぐさで焼き切るお灸をすえました。妊娠32週から矯正のための体操をしましたが治らず、2週間後には帝王切開をしましょうと診断を受けていました。お灸は毎日すえて、6日後の診察で逆子が治り、無事に3590グラムの女児を正常分娩しました。お灸により母胎の血流が良くなり、子宮や胎児に影響して胎児の動きが活発になり自己回転してと考えられています。三陰交は内くるぶしの出っ張りの中央から、指幅4本分ほど上がった高さで、さらにすねの骨の後ろ側へ指幅1本分ほどずれたところが三陰交です。左右の足にそれぞれあります。
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石野医院 二代目:石野信安が産婦人科医では世界で初めて三陰交のお灸で逆子を治す研究を学会に発表しました。

日経新聞 夕刊【鍼灸よろず相談】にて掲載したものの一部です。
石野尚吾
posted by 石野医院 at 09:00| 鍼灸よろず相談

2016年07月06日

老人性眼瞼下垂【鍼灸よろず相談】

Q「73歳の主婦です。左目の眼瞼下垂で眼科、神経内科を受診しましたが特に原因が有りません。老人性眼瞼下垂ではと言われました。鍼灸治療はどうでしょうか。」


A「眼瞼下垂は老人性以外にもいろいろあり原因もさまざまで、西洋医学的な診察、治療が優先されます。Mさんは71歳の男性です。右側の上の眼瞼が徐々に下がり、物が見えにくくなりました。見づらくなり顎を上げて物を見ています。神経内科を受診して動脈瘤がありそのためと診断されて、西洋医学的な保存療法を受け下垂はほとんど改善されましたがまだ眼瞼の開閉がスムースにいかず重く感じます。いわゆるウインクをしにくい状態です。鍼治療を行い数回で重たい感じは改善されました。今回使った経穴は攅竹(さんちく)などで、攅竹は左右それぞれの眉毛の内端(顔の中心に近いほうの端)にあるツボです。ここを指で探ると、細いコリコリしたすじに触れます。」
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日経新聞 夕刊【鍼灸よろず相談】にて掲載したものの一部です。
石野尚吾
posted by 石野医院 at 14:16| 鍼灸よろず相談

2016年06月27日

月経痛【鍼灸よろず相談】

Q「21歳の大学生です、生理痛が強く鎮痛剤を使っていますが学校を休みます。就職してからのことが心配です。鍼灸治療はどうでしょうか。」


A「月経時の下腹部や腰が重苦しいなどの苦痛のため日常生活に支障をきたす様なものを月経痛と云いい治療の対称としています。
Yさんは16歳の高校生です。身長161cm、体重58kg、ふだんは活発なお嬢さんですが。若いのに肩凝りがあり、足がかなり冷えています。月経の時に最初の1〜2日目は下腹部に激痛が起こり学校を休みます。婦人科を受診しましたが特に異常なく、鎮痛剤(坐薬)をもらっています。
鍼灸治療は原則として1週間に一度おこない、1ヶ月後には足がポカポカと温かくなり、その時初めて自分が今まで冷えていたことを、はっきりと自覚しました。2カ月後には、体が暖まると主訴の月経時、下腹部痛も軽快し坐薬は使わなくなりました。3カ月後には痛みは非常に軽くなり鍼灸治療を中止しました。治療のこつは月経期間中の以外にも治療をすることです。
今回月経痛に使用した経穴は、内くるぶしの出っ張りの中央から、指幅4本分ほど上がった高さで、さらにすねの骨の後ろ側へ指幅1本分ほどずれたところが三陰交(さんいんこう)です。左右の足にそれぞれあります。腰にある志室、(ししつ)次膠(じりょう)、下腹部の関元(かんげん)などです。」
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日経新聞 夕刊【鍼灸よろず相談】にて掲載したものの一部です。
石野尚吾
posted by 石野医院 at 09:00| 鍼灸よろず相談